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沈香を東洋系の御香の代表とするならば、西洋系の代表と言えば、こちら乳香になるかと存じます。産出される地域は中東などであることから、中東系の御香としても挙げられます。が、キリスト生誕時、東方の賢者たちがお祝品として持っていったものの一つとされていることから、西洋に深いかかわりのある御香として西洋系に分類しました。乾燥した地域の、枯れたような樹木から採取される樹脂なのに、その香りは瑞々しく、深い森の中にいるような感じがします。お灰の上に炭をたて距離に気をつけながら置くと(遠すぎたら香らず、近すぎると煙が激しく上がり、焦げてしまいます)、ふつふつと静かに蒸発し、香りが広がってゆきます。こちらはオマーン産とのこと、『香輔天年堂』で確か4000円だったかと思います。 


